フェイズ浜田
今日の夜、湘南○化に行ってきました。
・・・でも、真実はそうではない。
わかる人にはきっとわかるでしょう・・・。
さて、特にないので話し進めましょうw
SIGN OF SOUL
第21話 妖狐襲来
ズドーーーーーン
ヒロキ:「まただ! 一体何が起きてるんだ?」
ラーミア:「わからないけど、単なる地震じゃなさそうね。
とにかく今は早くここから非難するのが先よ!」
ヒロキ:「ああ、わかってる。」
地下の牢屋に閉じ込められていた俺。
だが、突如大きな揺れがお城を襲い、
牢屋が崩れかけそうになる。
そこに心配になったラーミアが来て、
牢屋を開けてくれたおかげで
無事に牢屋から出ることができた。
しかし、いっこうに揺れはおさまらず、
お城は今にも崩れそうになっていた!
一体、お城で何が起こっているのか?
俺達は真実を知るべく階段を駆け上がる!
そして、地下から出た俺たちが見た光景は
一生忘れられないような衝撃的な光景だった・・・
ラーミア:「キャーーーーーーーーー」
ヒロキ:「うっ! これは・・・ひどい・・・・・・」
そこには城に仕える人達の死体があった。
ラーミア:「うそ? なんでこんな事に・・・うっ!」
ヒロキ:「大丈夫か、ラーミア?」
ラーミア:「・・・だ、大丈夫よ。
ただ、ちょっと疲れただけ・・・・・・」
ラーミアは口ではそう言っているが、
誰が見てもとても平気じゃないことは
ラーミアの様子を見ればすぐわかる。
それほどに彼女の心は傷付いた!
ヒロキ:「(ラーミア・・・・・・ 無理もない。
こんな恐ろしい光景を見たら誰だってショックを受けるよな。
俺だって・・・地下に戻りたいくらいだ。
けど、ここで俺がしっかりしないで誰がラーミアを守るんだ!
怖いけど・・・俺が彼女の分まで頑張らなきゃ!)」
ラーミア:「ううぅ・・・・・・・・・」
ヒロキ:「ラーミア・・・・・・」
ラーミア:「・・・ご、ごめんなさい。
・・・私、私・・・・・・」
ヒロキ:「・・・無理しなくていいんだ、ラーミア。」
ラーミア:「えっ?」
ヒロキ:「こんな所見たら・・・ショック受けるのは当たり前だ。
俺だって・・・正直怖い。 これ以上先に進むのも・・・
だけど、このまま何もせずに君や皆がいなくなるのはもっと怖いんだ。
・・・だから、これ以上死人が出るのは嫌なんだ!」
ラーミア:「(ヒロキ・・・・・・・)」
ヒロキ:「約束する。 これ以上被害を出さないためにも
俺が必ず他の皆を守るよ。 だから、ラーミア・・・・・・
君には元気を出してほしいんだ。
こんな状況で元気出せっていうほうも難しいけど、
俺は・・・俺は・・・・・・・
ラーミアが苦しんでいる姿を見たくないんだ! だから・・・」
あの時に似ている・・・・・・
リサがあの占いをやってショック受けた時と・・・
あの時もそうだった。
俺は・・・どうしたらリサが元気を出してくれるか。
なんと言えばリサの心を支えられるのか。
それがわからなかった。
あの時だけじゃない、今だってこうして・・・
一体、他人の心の傷を癒すには
どうしたらいいんだ・・・・・・
こんなに助けたいって思ってるのに
その方法がよくわからないんだ。
だから、今の俺にはこれが精一杯なんだ。
こんなんで君の心を癒せたのだろうか・・・
俺はそんな気持ちでいっぱいだった。
すると、ラーミアが・・・・・・
ラーミア:「・・・ありがとう、ヒロキ・・・・・・」
ヒロキ:「・・・・・・えっ!?」
急にラーミアが抱きついてきた。
ヒロキ:「ラ、ラーミア?」
ラーミア:「ヒロキの正直な気持ち・・・とても嬉しいよ。
こんなに私のこと・・・心配してくれた人初めてだわ。
おかげで少し楽になることができたわ。 本当にありがとう。」
ヒロキ:「そ、それは良かった。
それより、もう大丈夫なのか? 立って歩ける?」
ラーミア:「うん、もう大丈夫よ。
ヒロキがこんなに頑張ってるんだもの!
一国の姫である私が倒れちゃ恥だもんね。」
ヒロキ:「(ラーミアの目・・・もう大丈夫そうだ。)
・・・行こう? これ以上被害を出さないためにも。」
ラーミア:「・・・うん。 行きましょう。」
ラーミアが元気を取り戻したので、
再び歩き始めた俺達。
そして、しばらく先に進んで行くと・・・
うわあぁーーーーー!
ヒロキ:「今の悲鳴は!? 上の階のほうからだ!」
ラーミア:「この先って、お父様の部屋だわ!」
ヒロキ:「な、なんだってー!?
じゃあ、こんなことした奴の狙いは・・・」
ラーミア:「そんなの嫌! お父様が、お父様が・・・」
ラーミアは血相を変えて走り出した!
ヒロキ:「待て! 1人で行くのは危険だ!」
俺も見失わないようにラーミアを追いかけた!
そして、国王の部屋に着いた。
さぁ、観念して早く出しな!
ラーミア:「お父様!」
国王:「!! ラーミア、なぜここに!?」
ラーミアが国王の部屋に辿り着くと、
入り口付近で怯えている父親がいた。
ラーミア:「お父様の事が心配だからに決まってるじゃない!」
ヒロキ:「ラーミア、国王はまだ無事か!?」
少し遅れて俺も着いた。
ほぅ、まだ生き残ってる人間がいましたか
ヒロキ:「だ、誰だ!?」
俺がそう叫ぶと、奥のほうから
何か大きな影が姿を現した!
ヒロキ:「お前は何者だ!? 何が目的だ!?」
???:「ずいぶんと態度のでかいガキだねぇ・・・
まぁ、いい。 冥土の土産くらいに名前くらいは教えてやるわ。
私は妖狐‘五尾(いつび)’、ある物を奪いに来たのよ!」
ヒロキ:「ある物を奪いに・・・だと?
そんなために城の皆を殺したのはお前の仕業か?」
五尾:「正直に渡さないから少し懲らしめてやっただけのこと。」
ヒロキ:「な、なんだとーー!!」
五尾:「あらあら、そんなにあんな奴らを殺したことが気にくわなかった?
正直に話さないからこういうことになるのよ。」
ヒロキ:「勝手なことばかり言うな!!」
俺は頭にきたので五尾に攻撃しようとした。
国王:「待て! 余所者が敵う相手じゃない!
ここは私に任せて逃げなさい!
・・・兵士達よ、その妖怪を倒すんだ!」
国王がそう言うと、どこからともなく
兵士達が集まってきた!
五尾:「ほぅ、まだこんなにいたのですか・・・」
兵士達:「覚悟ーーーー!!」
五尾:「・・・全く、馬鹿な奴らだねぇ〜。
逆らわなければ死なずに済んだものの・・・」
ビュン!
一瞬だった!
五尾が手を一振りしただけで
兵士達は皆・・・消えてしまった!
国王:「そ、そんな馬鹿な・・・」
五尾:「こんなザコ兵士で私が倒せるとでも?
これでわかった? 早く例のものをこっちに渡しなさい!」
国王:「(くっ、ここまでか・・・)」
ちょっと待てよ!
国王:「!?」
五尾:「・・・なんだ、まだいたの?
ガキには用はないわ! 死にたくなければどこか行きなさい。」
ヒロキ:「・・・・・・・・倒す」
五尾:「? まだ何か?」
ヒロキ:「お前は俺が必ず倒してやる!!」
国王:「!? 余所者の子供が何を言ってるんだ!?」
五尾:「私を倒すですって?
・・・ハハハハハ、面白い子供ねあんた。
そこまで言うなら相手になってあげるわ、きなさいよ!」
ヒロキ:「皆を馬鹿にしたこと、絶対に許さねぇ!!」
こうして俺は城の人達を殺した妖怪
五尾と戦い始めた!
五尾が狙っているものとは?
そして、この勝負の行方は?
(TO BE CONTINUE)
目がかゆいw