俺のバトル
もうやらないゲームソフトを売りにいきました。
PSP1本・DS3本・GBA3本・GB1本の計8本売りました。
予想していたより高く売れたので良かったです。
以上w
SIGN OF SOUL
第20話 牢屋にて
ヒロキ:「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ポチャ
俺の頬に水滴が落ちてきた。
ヒロキ:「! うっ、ううぅ・・・」
俺は意識を取り戻した!
ヒロキ:「(痛っ! 何か頭がクラクラする・・・
俺は一体どうしてたんだ・・・?)」
ポチャ
見張り:「・・・ようやく気がついたか?」
ヒロキ:「・・・誰だ、そこにいるのは?
それにここはどこなんだ?」
見張り:「見ての通り牢屋だ! お前は捕まっているんだよ!」
ヒロキ:「なっ、なんだって!? そういえば俺は・・・」
ぼんやりだが少しずつ思い出してきた。
ヒロキ:「どうして俺を捕まえるんだよ?
それにラーミアはどうなってるんだよ?」
見張り:「そんなことお前が知る必要はない!
お前は刑が執行されるまでおとなしくしていればいいんだ!」
ヒロキ:「はっ!? 何言ってるんだよ!?
どうして俺が刑を執行されなきゃいけないんだよ!?」
見張り:「国王に対して無礼を働いたりするからだ!
それがこの国のルールなんだ!」
ヒロキ:「何だよ、またルールかよ!
それより、ここから出せよ!」
見張り:「余所者め、なんと言おうとここからは出さん!」
ヒロキ:「(何でだ!? 何でこんな事になるんだよ・・・
冗談じゃねぇ。 こんな所で殺されてたまるかよ!
俺にはやらなきゃいけない事があるんだ!
それまでは絶対に死ぬわけにはいかないんだ!
・・・とりあえずここは様子を見よう。
きっと抜け出せるチャンスはあるはずだ!)」
俺はじっと考えることにした!
一方、その頃ラーミアは・・・
ラーミア:「・・・・・・・・・・・・
うううぅ・・・・・・はっ!?」
少し遅れて目を覚ました。
ラーミア:「・・・あれ? ここって牢屋じゃない?
私、どうしてこんな所に・・・」
兵士:「・・・気がつかれましたか、お嬢様。」
ラーミア:「あ、あんたは・・・」
兵士:「シッ! あまり大きな声出さないでください。
他の見張りに気付かれてしまいます。」
ラーミア:「あっ、ごめんなさい。
それより、どうしてあんたがここにいるのよ?
ここはあんたの持ち場じゃないはずでしょ?」
兵士:「お嬢様のことが心配になってちょっとだけ見張りの人には
こことは違う所を見張るように仕向けたんですよ。」
ラーミア:「えっ? 一体どうやって?
持ち場は全てお父様が決めているはずじゃぁ・・・」
兵士:「そこは頭を使って騙したんですよ。」
ラーミア:「・・・あんたって前からそういうの得意だよねぇ〜」
兵士:「お嬢様ほどじゃありませんけどね。」
ラーミア:「ちょっと、それどういう意味よ〜?」
兵士:「いえいえ、なんでもございません。」
ラーミア:「何よそれ?
それより、ここから出しなさいよ!」
兵士:「もう十分反省しましたか?」
ラーミア:「何言い出すのよ? いいからここから出して!
私はこんな汚い所にいつまでもいるわけにはいかないんだから!」
兵士:「あの少年を助けたい・・・からですか?」
ラーミア:「あの少年って・・・ヒロキのこと?
今の一体どういうことよ? 詳しく話しなさいよ!」
兵士:「話さなくてもお嬢様にはわかっているんじゃないですか?
国王様に意見したあの少年がどうなっているのか・・・」
ラーミア:「ま、まさか! お父様・・・
早くここから出して? このままじゃヒロキが・・・」
兵士:「・・・それはできません。」
ラーミア:「なっ、どうしてよ!?」
兵士:「今ここで抜け出したら国王様はもっときつい罰を
お嬢様に与えかねないからですよ。」
ラーミア:「何を言うのよ? もう十分じゃないの?」
兵士:「私は・・・これ以上お嬢様が傷つくとこを見たくないのです。
牢を抜け出したとあっては今よりきつい罰が・・・」
ラーミア:「それが何だって言うのよ!?」
兵士:「!!」
ラーミア:「確かに私はこの国の後継者・・・この国の姫よ。
国のルールを守る事は絶対だってお父様からも散々言われたわ!
・・・でも、それ以上に大事なことがあると思うの。
ヒロキは私を救ってくれた命の恩人。
その命の恩人と国のルールとどっちが大切だと思うの?」
兵士:「そ、それは・・・・・・」
ラーミア:「・・・私は行くわ!
どんなきつい罰があっても、命の恩人を見殺しになんかできない!
それが今の私がやるべきことだと思うから。」
兵士:「(・・・こんなお嬢様の姿見たことない!
今まで自分のことばかりで他人のことなんか考えなかったのに。
あの少年がお嬢様の心を突き動かしているとでも言うのか?
そんなにあの少年の存在が大きいとでも言うのか?)」
ラーミア:「どうしたのよ? 早く開けなさいよ!」
兵士:「(・・・お嬢様には敵わないな。)
お嬢様がそこまで言うなら今開け・・・」
ズドーーーーン!
突如大きな振動がお城を襲った!
ラーミア:「きゃー! 一体これは!?」
兵士:「わかりません。 私が様子を見に行きます。
その間にお嬢様はここから逃げてください!
ここにいては崩れた時に危険です!」
ラーミア:「わかったわ。 気をつけてね。」
兵士:「お嬢様こそ。」
そう言うと兵士は音がしたほうへ向かった!
ラーミア:「ヒロキが心配だわ。 急がなくちゃ。」
その頃、俺のほうは・・・・・・
ヒロキ:「おい! 今の地震は何だ!?」
見張り:「わ、私にもわからない。」
メキメキメキメキ・・・・・・・
ヒロキ:「おい、壁がメキメキいってるぞ!
ここは危ないんじゃねーか? 早く出たほうが・・・」
見張り:「しかし、国王がここから出すなと・・・」
ヒロキ:「そんなこと言ってる場合かよ!
ここが崩れたらお前だってただじゃすまないんだぞ!!」
ラーミア:「(! この声はヒロキ!)
ヒロキ〜〜! どこにいるの〜〜?」
ヒロキ:「この声は、ラーミア!?
お〜〜い、こっちだ!」
少しもしないうちにラーミアが着いた。
ラーミア:「良かったわ。 まだ無事で。」
ヒロキ:「ああ、今のところはな。
それより、さっきの地震はなんなんだ!?」
ラーミア:「それは今調べてもらってるわ!
それより早くここから非難しないと!
ちょっと見張りのあんた! 早く鍵を開けて!」
見張り:「しかし、国王様からの命令・・・」
ラーミア:「とっとと開けなさい!」
見張り:「あっ、はい!」
ヒロキ:「(だから、それ怖いって・・・)」
見張り:「あ、開けました。」
ラーミア:「よろしい。
じゃ、ヒロキ、早くここから出るわよ。」
ヒロキ:「あ、ああ。」
こうして俺とラーミアは牢から非難した。
しかし、上の階で大変なことが起きているとは
このときはまだ知る由もなかった・・・
(TO BE CONTINUE)
こういうときこそアイスw