まだまだぁ!!
今日は皆で集まって久しぶりに狩りの舞台へ!
ドドブランコ複数から始まり、その後古龍や祖龍・ティガや猫(?)まで
とりあえず1通りのモンスターと戦って面白かったね。
特に、テオをモス+千年包丁で言った時はハラハラものでしたね。
さ、こっちもハラハラするような物語を作っていくぞー!
SIGN OF SOUL
第19話 国王
ラーミアの正体が一国のお姫様だと聞かされ、
俺は恥を知り、恐縮してしまう。
しかし、そんな俺を見たラーミアは
自分達の間には身分は関係ないから
今まで通りでいてほしいと言った。
俺は正直・・・嬉しかった。
相手はお姫様なのに俺のこと許してくれたことを。
そして、俺はこの国を統一している国王
バンドーレ16世と対面するため
お城の中へと入っていった・・・
兵士&メイド達:「お帰りなさいませ、お嬢様!」
ラーミア:「はい。 それでお父様はどこにいるの?」
メイド:「ご自分のお部屋で休まれています。」
ラーミア:「わかったわ。 もうさがりなさい。」
兵士&メイド達:「承知しました。」
ラーミアの一言で全員持ち場に戻っていった。
ヒロキ:「す、すげぇ・・・」
ラーミア:「何を驚いてるの? 早くお父様の所行くわよ。」
ヒロキ:「あ、すまない。」
城に来る前と今とでラーミアの態度が違うので
どうもついていけず遅れてしまう俺。
そして、ラーミアの案内の元、
国王がいる部屋の前までやってきた。
ラーミア:「いい? お父様の前では必要なこと意外は言わなくていいからね。」
ヒロキ:「ああ、わかった。
(正直、話したくても話せないって・・・)」
ラーミア:「それじゃあ、入るわよ。」
一体国王ってどんな人なんだろう?
そんなことを考えつつ、ラーミアに続き
俺も部屋の中に入っていった・・・
ラーミア:「お父様、ちょっといいですか?」
国王:「・・・ラーミア、今までどこ行ってたのだ?」
そう言うと奥からゆっくりと姿を現した。
赤いマントに立派な白いひげ、
そしてその頭には王冠がかけられている。
正しく、国王の名に相応しい姿だった!
ラーミア:「・・・・・・・・・・・」
国王:「大事な儀式の時間どこに行っていたのだと聞いておるのだ!」
ラーミア:「そ、それは・・・」
国王:「私が何も知らないとでも思ってるのか?
ラーミア、正直に答えなさい!」
ラーミア:「・・・・・・・・・・・・
すいません、お父様。 少し城の外へ・・・」
国王:「馬鹿者!!」
ラーミア:「!!」
国王:「あれほど城の外へ行くなと忠告しておいただろう!
ラーミア、お前にもわかっているだろ?」
ラーミア:「・・・はい、承知しています。」
国王:「承知していながらなぜ外へ出た?」
ラーミア:「そ、それは・・・・・・・」
国王:「私に隠し事は許さん!」
バチン!
国王はラーミアの頬を思い切り叩いた!
ラーミア:「ううぅ・・・・ごめんなさい・・・・・・」
ラーミアはあまりの痛さに少し涙目だった。
ヒロキ:「ちょ、ちょっとそれはやり過ぎじゃないか!」
ラーミア:「ヒロキ!?」
俺はラーミアが叩かれたことに
いてもたってもいられなかった。
国王:「ぬ? お主は一体何者だ!?」
国王は俺の目の前に立ちふさがった。
ヒロキ:「そっちこそ何様のつもりなんだよ!?
ラーミアはきちんと謝ったじゃないか!
それなのに、何もあんなに強く叩くことないじゃないか!」
ラーミア:「(ヒ、ヒロキ・・・・・・)」
国王:「余所者には関係のないことだ。
ラーミアはこの国の後継者の1人なんだ。
ルールを守れない奴に罰を与えるのは当然のことだ!」
ヒロキ:「・・・・・・・・・・・
なんだよそれ、俺には納得できねぇよ。」
国王:「これ以上余所者が口を挟むでない!」
ラーミア:「そうよ! これは私とお父様の問題。
悪いのは私、私がいけないことしたから・・・
だから、これ以上は・・・」
ヒロキ:「それが納得できねぇって言ってるんだ!」
ラーミア:「ダメよヒロキ! お父様に逆らっちゃ!」
国王:「待て! そこまで言うのなら理由を聞かせてもらおうか?」
ヒロキ:「ラーミアから聞いたぜ。
ラーミアは国王の子孫でこの城の姫だって事を。
つまり、あんたとラーミアは血のつながった家族なんだろ?」
国王:「まぁ、そういうことだがそれがどうしたというのだ?」
ヒロキ:「確かにルールを守れなかったら叱るのは当然だ。
だが、それはあくまでも相手に次は守れるようにするために
叱るのであって、決して叩いたり殴ったりして無理やり
教え込むためにあるんじゃないと思うんだ。
ましては家族の間なら相手を傷付けるようなことできるもんか!
だから、あんたみたいに平気で家族を叩ける事が納得できないんだ!」
ラーミア:「ヒロキ、何を・・・・・・」
国王:「余所者が何を言い出すのかと思えば・・・
そんな甘い考えを持つ者がいるからルールを平気で破る者が出てくる。
それを防ぐためには痛い目にあわせるのが1番なんだ!」
ヒロキ:「そんなの絶対間違ってる!
相手のこと考えもしないでこっちの意見だけ押し付けるなんて
そんなの教育でも何でもない! ただの暴言・暴力だ!」
国王:「な、何を〜! 余所者がこの私に意見するのか!?
それこそ単なる暴言だ! ひっ捕らえて牢屋にぶち込んでおけ!」
ラーミア:「ちょ、ちょっと待ってください。」
国王:「ラーミアは黙っていなさい!」
バチン!
ラーミア:「痛っ!」
ヒロキ:「ラーミア! あんたそれでも父親かよ!?」
国王:「黙れ! さっさと牢屋へぶち込んでおけ!」
国王がそう言うと、どこからか兵士が
ぞろぞろと集まって、俺を囲んだ。
ヒロキ:「何だよこれ!? これが王様がすることかよ!?」
国王:「・・・やれ!」
バン!
ヒロキ:「ぐふっ・・・・・・・・・・・」
俺はそのまま気を失ってしまった。
ラーミア:「ヒ、ヒロキ〜!
お父様、何てことするのですか?」
国王:「ラーミア、お前こそどうしてあんな小僧を連れてきた。
まぁ、理由はどうであれ、お前にもしばらく牢屋で反省するのだ!」
バン!
ラーミア:「うっ・・・・・・・・・・・」
ラーミアも気絶させられた・・・
国王:「2人とも運んでおけ!
そして、しっかり見張っておけ!!」
兵士達:「はっ!」
俺とラーミアはそのまま牢屋へ
運ばれていった・・・
国王の非情な行動の理由は?
そして、この先どうなるのか?
(TO BE CONTINUE)
CCレモン美味しいね。