レジェンズいいねw

おっしゃー、今日は休み!
とことん勉強&GAMEで過ごしていくぞー!!


おっと、ここんとこ書いてなかったね。
テストは来週に迫ってるっすねOTL
でも、結構今回はばらけているから勉強しやすいし、いいよね。
1時間だけ・・・ね。 日記書いちゃってw






SIGN OF SOUL
第12話 家族




           もう退院しても大丈夫だろう。




           俺は、あの事件で大ケガをしたが、
           何とか無事に回復して退院した。
           でも、俺は行かなきゃいけない!
           こことは違う世界‘裏球’に・・・
           この病院はおろか、友達や学校や、
           家族とも別れなきゃいけなくなる。
           それは辛いけど、やめる訳にはいけない!
           その世界では、リサが待ってる!
           俺が行かなきゃリサは戻ってこない。
           そのためにも俺は・・・・・・・
           その事を伝えるため俺は家に帰った。





ヒロキ:「た、ただいま。

母親:「ヒロキ!!

ヒロキ:「あっ、あのさ母さん・・・

母親:「もう大丈夫なの!? 学校から連絡が入ってたのよ。
    ヒロキが原因不明の重体で病院に運ばれたって!
    母さん、出かけてて今帰ってきて電話のメッセージ聞いたのだけれど。」

ヒロキ:「・・・うん。もう退院して良いって言われたから。
     心配かけてごめんなさい。

母親:「ヒロキ・・・。あんたって子は。
    でも、ヒロキが生きてて良かったわ。
    ヒロキにもしもの事があったら母さんは・・・。」

ヒロキ:「母さん・・・・・・




         母さんはその場で俺をそっと包んでくれた。
         そして、心の底から泣いてる・・・
         俺のこと、本当に心配してくれてる。
         体を伝わって感じられる。母さんの気持ち。


         ・・・ダメだ、とてもじゃないけど言えない。
         これから1人で旅立つなんて、言えない。
         けど、むこうの世界にはリサが・・・
         俺は・・・俺は・・・どうすれば・・・・・・
         そのまま何も言えず夜になってしまった。




ヒロキ:「(なんて言えば良いんだ・・・
     あんなに心配してくれた母さんにいきなり裏球に行くなんて
     とてもじゃないけど言える訳ないじゃないか!)




             バタン!




父親:「母さん、ヒロキは大丈夫か!?

ヒロキ:「父さん・・・

父親:「ヒロキ・・・良かった。 大丈夫そうで。
    父さん、ちょっと抜けられない仕事で病院行けなくてすまなかった。
    あとで病院に連絡したら退院したと言われたんで
    こうして早めに帰ってきたんだ。」

ヒロキ:「うん。父さんも心配かけてごめんなさい。

父親:「なぁに、ヒロキ。 お前が無事でいればそれでいい。」

母親:「そうよ。母さんも父さんもヒロキがこうしていつも通りいてくれることが
    1番の幸せなんだよ。 ね、あなた?」

父親:「そうさ。ヒロキは父さんと母さんのかけがえのない息子だ。
    お前がいてくれるから父さんも母さんも幸せなんだぞ。」

ヒロキ:「うん。父さん、母さん・・・




          いつも通りの幸せ・・・・・・
          父さんと母さんにとってそれは
          俺が元気にいてくれることだってことは
          とってもよくわかる。
          俺にとってもかけがえのない家族だから。
          でも、俺は今本当に幸せなのか?
          こうして父さんも母さんもそばにいて
          1つのテーブルに揃って食事して話して・・・
          これもこれで幸せなのかもしれない。
          でも、今の俺はそれを感じられてない。
          そう、‘いつも通りの幸せ’ってものを・・・




          私、何だか怖いの!
          ヒロキがどこか遠くに消えてしまうような気がして・・・



          そう、俺は今いつも通りじゃない。
          だから、こんなに苦しいんだ・・・
          これ以上失いたくはない!
          こんな苦しい思いしたくない!
          俺はいつも通りに戻りたい!
          でも、どうやって・・・?
          思いつかずに悩み続けていた・・・




父親:「どうしたんだ、ヒロキ?」

ヒロキ:「・・・えっ!? べ、別にどうもしてないよ・・・・・・

母親:「ちょっとあなた? ヒロキはまだ退院したばかりなのよ。
    食が進まないのも無理ないわよ。」

父親:「それはそうだが・・・。
    ところでヒロキ、学校で何があったんだ?」

ヒロキ:「!!

母親:「あなた! いきなりそんなこと聞いたらヒロキが・・・」

父親:「わかってる。 だからこそ聞いてるんだ。
    それに、被害者は2人だって病院側が言っていた。
    被害者の親として知っておく必要がある!」





ヒロキ:「・・・リサだよ、父さん・・・・・・




母親:「えっ? ヒロキ、今なんて言ったの?」

ヒロキ:「・・・だから、もう一人の被害者はリサだ・・・・・・

母親:「リサちゃんが!? どういうことなの!?」

ヒロキ:「そ、それは・・・・・・

父親:「何だ? はっきり話してみなさい。」

ヒロキ:「・・・俺のせいなんだ。リサが犠牲になったのは・・・・・・

母親:「犠牲って!? もしかしてリサちゃんが!?」

父親:「どういうことなんだ? 病院側はそんなこと言ってなかったぞ!
    もっと詳しく話してみなさい。」

ヒロキ:「・・・こんな事信じられないと思うけど、実は・・・・・・





         俺は心から心配してくれた両親に
         隠すことはできないと思い、
         学校で何があったのかを話した。
         夢で見たことやリサの魂のこと、
         そして、もう1つの世界が存在することも。
         本当なら話したくなかった。
         この話をするってことは、俺にとっては
         家族と別れることを意味するからだ。
         でも、きっと話さなかったら
         俺はこのまま幸せになれないまま
         ずっと苦しむことになるだろう・・・
         いや、俺だけじゃない!
         父さんも母さんもリサの両親も・・・
         リサを知ってる人たちもきっと。
         その事を全部両親に話した・・・・・・




父親:「そ、そんなことが現実で起きたって言うのか!?」

母親:「急に言われても、母さんには理解できないわ。」

ヒロキ:「実際、俺もよくわからないんだ・・・
     立て続けに不思議なことが起きて、よくわからないんだ。
     でも、1つだけ確かなことがあるんだ。
     リサは未だに病院で意識を取り戻さないんだ。
     医師もこんな事初めてだって言っていた。
     だから、リサの魂が抜かれたってことは事実なんだ!

母親:「魂が抜かれたって・・・母さんは信じられないわ。」

父親:「で、ヒロキ! お前はどうするんだ?」

母親:「なっ、何言ってるのよあなた!?」

父親:「父さんにも今の話が本当かどうかわからない。
    けど、ヒロキは夢で見たんだろ? もう1つの世界のことを。」

ヒロキ:「う、うん。

父親:「その夢を見て、お前はどうしたいって思ったんだ?
    誰かがリサちゃんを助けてくれるのを期待してたのか?」

ヒロキ:「そ、それは・・・・・・

父親:「お前がどうしたいのかわからないけど、
    一度決めたことは貫き通すべきだと思うぞ。」

ヒロキ:「と、父さん・・・?

父親:「運命の女神って人はお前にこのことを伝えに来たんだろ?
    だったら、その答えはお前自身で決めなさい。
    その答えがどうであろうとお前が出したのなら
    父さんはその答えを信じることにする。」

母親:「ちょっとあなた、どういう意味ですか?」

父親:「それはヒロキが決めることだ。これはヒロキの問題なんだ。
    さぁ、お前の答えを聞かせてもらうぞ。」

ヒロキ:「父さん、母さん、俺は・・・・・・
     俺はリサを助けにもう1つの世界に行く!
     いや、行かなきゃいけないんだ!
     そこにきっとリサが待ってるはずだから・・・
     ごめん。父さん、母さん。俺、俺・・・

父親:「それがお前の答えか・・・。よくわかった。
    父さんはお前がそう決めたのならずっと信じて待ってるぞ。」

母親:「あっ、あなた!?」

父親:「母さん、ヒロキはもう高校生だ。もう子供じゃない。
    ヒロキが考えて出した答えを信じてあげようじゃないか?」

母親:「あ、あなた・・・。」

ヒロキ:「母さん、こんな勝手なこと言ってごめんなさい。
     でも俺、行かなきゃいけないんだ!
     運命の女神に言われたからじゃない、自分の意志で決めたんだ!
     だから、頼むよ母さん。リサを助けに行きたいんだ!

父親:「母さん、ヒロキもこう言ってるんだ・・・」

母親:「ヒロキ、そこまで考えて・・・。
    わかったわ。母さんも信じて待つことにするわ!」

ヒロキ:「母さん!

母親:「でも、無事に帰ってくるって約束しなさいよ。
    それがヒロキが言うもう1つの世界に行く条件よ。」

ヒロキ:「母さん・・・。うん。必ず戻ってくるよ。

父親:「そうと決めれば今夜はたっぷり食べるぞ!
    体力付けて行かないとむこうで何があるかわからないからな!」

ヒロキ:「・・・うん、そうだよな!
     よぉし、今日はたくさん食べるぞー!!




         父さん母さんが信じてくれたおかげで
         何だか気持ちが少し楽になった。
         その日の夜はめいいっぱい家族との時間を楽しんだ。
         明日には俺はむこうの世界に旅立つんだ!
         しばらくの間、こっちの世界とお別れするんだ。
         だから、今晩だけは楽しんでおこう。
         明日、気持ちよく出発できるように。
         そして、俺は支度をしてすぐ寝てしまった。
         いよいよ明日、旅立つんだ!!



                      (TO BE CONTINUE)




はじけた〜〜!