コンポ大活躍♪
テストまであと2週間!!
実験のレポも今週で終わり、いよいよテスト勉強だい!!
でも、やっぱり長時間は疲れるね。
こんな時はコンポで癒しの曲を〜♪ いいねぇ。
気分良くし過ぎて寝なきゃいいけどさ〜〜〜OTL
SIGN OF SOUL
第10話 光の戦士と治癒の魂
この世界は魔王によって危険にさらされている。
そのことをあの夢の続きで聞いた俺。
そして、俺が今見ているこの世界は
俺の住んでた世界とは別の世界みたいなんだ!
りきゅう・・・夢の中の人達はそう言っていた。
一体、りきゅうってどこにあるんだ?
俺とリサと襲った奴やこの夢を見せている運命の女神、
この2人もこのりきゅうって所の者なのか?
その答えが今、解かれようとしていた・・・
あの会議のあと、俺は行くあてもなかったので、
1番今の状況がわかってそうな村長について行く事にした。
しばらく行くと村長はある一軒家に入っていった。
どうやらここが村長の家らしい・・・。
周りの家とはちょっと変わった家のつくりで
いかにも村長が住んでそうな家だった!
とにかく、俺も家に入ることにした。
村長:「・・・はぁ〜、とうとうこの家ともお別れなのかのぅ〜。
でも、仕方のないことじゃな。 これも皆を守るため。
わしらの力じゃ魔王軍の力には及ばないじゃろうし・・・」
ヒロキ:「村長さん・・・とても辛そうだ・・・。
できれば俺も力になってあげたい。けど・・・」
貴様は邪魔だ! ダークファイア!!
うわああぁぁぁ〜〜〜〜!!
ヒロキ:「俺は・・・力になれない。
俺も、目の前でリサを・・・。 俺は何もできなかった・・・。
だから、今の村長の気持ち、すごくわかる。
けど、本当にそれでいいのか? 大切な村と別れるなんて・・・」
俺には今の村長の苦しみが痛いほどわかる。
本当に守りたいものがわかってるけど
自分の力じゃどうにもできないその気持ちが。
俺は夢の中の人物に同情していた。
まるで本当にすぐそこに存在してるかのように。
そして、村長は重い口を開いて話し始めた・・・
村長:「・・・こんな時に光の戦士様が現れてくれればいいのじゃが・・・」
ヒロキ:「光の戦士??」
村長:「‘この世を喰らい尽くそうとする闇が空を覆いし時、
その闇を払い、この世界に希望と未来を運ぶ者
光の戦士がもう1つの世界より現れるだろう。’
古より伝えられる伝説〜SIGN OF SOUL〜・・・
あの話の言うように光の戦士様が来てくれれば、
もしや魔王の野望を打ち破ってくれるじゃろうに・・・
非常に残念じゃが、わしらにはもう願うしかできんのじゃ!
光の戦士様、あなたがこの世界に現われてくれることを。」
ヒロキ:「今の伝説・・・どこかで聞いたような・・・・・・!!
そうだ、あのときの占いの結果・・・」
あなたはもう1つの世界をくぐり、
そこで多くの大切なものたちと出会い、
未来を叶えるでしょう!
ヒロキ:「あの占いの結果に似ている・・・。
あの占いの‘もう1つの世界’がこの世界だとしたら、
今の伝説に出てくる‘光の戦士’って言うのは・・・」
そう、それはあなたなのです、ヒロキ!
ヒロキ:「この声は・・・運命の女神?
一体どういうことだよ? わかるように説明してくれ?」
運命の女神:「今の伝説に出てくる‘世界を覆い尽くす闇’というのが
村長も言っていた魔王ガオスのことなのです。」
ヒロキ:「魔王ガオス!? そいつは一体・・・」
運命の女神:「突如、私達の世界に現われた悪の存在です。
魔王ガオスは私達の世界を混沌と殺戮だけの世界に変えるため
世界中の人達や動物を苦しめています。」
ヒロキ:「‘私達の世界’っていうことはあなたも?」
運命の女神:「・・・あなたの言うとおりです。
私は地球とは別の世界、‘裏球’より来た者です。
そして、あなたや彼女を襲った闇は、魔王ガオスの仕業なのです!」
ヒロキ:「あの闇が・・・魔王ガオスの仕業だって!?
じゃあ、どうして魔王ガオスはリサを襲う必要があったんだ!
俺たちには関係のないことだろ?」
運命の女神:「いいえ、そうではないのです。」
ヒロキ:「どういうことだ!?」
運命の女神:「あなたと同様に彼女もまた運命に導かれたのです!」
ヒロキ:「リサも運命に導かれただと!? ふざけるな!!
あなたは魂が抜かれることがリサの運命だったと言うのか!?」
運命の女神:「いいえ、そうではないのです。
本来ならヒロキ、あなただけ裏球に呼んで世界を救ってくれるよう頼むつもりだった。
しかし、魔王ガオスの力は私達の予想をはるかに超えたものでした!
ガオスは地球と裏球を一時的に移動できるほどになっていたのです!」
ヒロキ:「けど、なぜリサの魂を奪う必要があったんだ?」
運命の女神:「それは・・・彼女もまた伝説に記されている者の1人だからです。」
ヒロキ:「なっ! リサがあの伝説の1人!?
でも、さっき村長が言ってた話にはリサのことなんて・・・」
運命の女神:「あの村長が知っているのはさっき言ってた部分だけ。
あの伝説の続きにはこう記されているのです。
‘光の戦士、聖なる2つの魂を掲げ、
この世界に奇跡を起こさん!’と。」
ヒロキ:「聖なる2つの魂?」
運命の女神:「そうです。この‘聖なる魂’とは、
傷を癒す心・・・治癒の力を持つ者のことなのです。
そして、その1つが彼女・・・リサだったです。」
ヒロキ:「リサが治癒の力を持った者だって!?」
運命の女神:「そして、そのことを知ったガオスは伝説を恐れ、
先にその魂を奪って奇跡を起こさせないようにしたのです!」
ヒロキ:「そ、そんなことのためにリサを・・・リサの魂を奪ったって言うのか!」
運命の女神:「それだけではありません。
今や裏球のあちこちで魔王ガオスの手下達が
多くの命を奪い、闇に落とそうとしています。
そして、この運命を変えられるのはあなただけなのです!
お願いです! ヒロキ、私達の世界を救ってください!」
ヒロキ:「・・・るさねぇ、絶対許さねぇ!!
自分の野望のためにリサや多くの人々を苦しめるなんて
絶対許さねぇ!!
・・・決めたよ、運命の女神・・・・・・
俺、あなたがいる世界・・・裏球に行く!
そして、魔王ガオスを倒し、リサの魂を必ず取り戻す!!」
運命の女神:「ヒロキ、あなたの強い意志、しっかり受け止めました。
私は近くの神社の大木の下で待ってます。
準備ができらた来て下さい。 待ってますから・・・」
ヒロキ:「わかった! 必ず行く!」
・・・・・・・・・ロキ・・・・・・
ヒロキ:「・・・・・・・・・・!!」
ケンジ:「ヒロキ! ヒロキが目を覚ました!! 良かったぜ!」
ヒロキ:「・・・・・・・・・・・・・」
ケンジ:「? どうしたんだよヒロキ? まだ体の調子が悪いのか?」
ヒロキ:「・・・いや、そうじゃないんだ。ただ・・・」
ケンジ:「ただ・・・?」
ヒロキ:「ううん、なんでもねぇ。」
ケンジ:「なんだよそれ。 とりあえず俺、先生呼んでくるぜ!」
ヒロキ:「・・・・・・・・・・・・・・・」
俺はリサを助けるため裏球に行くことに決めた!
でも、それは同時にこの世界との別れを意味する。
俺は、ケンジや家族や皆にどう説明すればいいんだ?
俺が夢で見たことなんて誰も信じられないだろうし、
かといって、何も言わずに行ったら心配するだろうし・・・
ちょっぴり寂しくなるな。皆と会えなくなるの。
でも、もう決めたことなんだ!俺の未来を!
そして、俺は明日、旅立つんだ!!
(TO BE CONTINUE)
かっけー!!