ジメジメ

あぁ、せっかく学校に着いたのに、
課題を終わらすための教科書家に忘れたOTL


授業ない時間なのに無駄に過ごしてしまったよ!


ま、家に帰ってからやればいいか! 気にしないww


SIGN OF SOUL
第5話 運命の女神





          見つけた    やっと見つけた




          学校でも聞いたこの声・・・
          そして今もこうして聞いている。
          そう、俺の夢の中で・・・




ヒロキ:「一体誰なんだ?





          美しい湖が広がる中、一人の女神から
          ある事を告げられようとしていた・・・





女神:「やっと出会うことができましたね。
    私は運命の女神、あなたの未来を導く者・・・

ヒロキ:「俺の、未来を・・・? どういう事だ!?
     それにここは一体どこなんだ!?

女神:「ここはあなたの心の中。
    そして、今見えているのはあなたの未来の一部なのです。

ヒロキ:「ここが俺の未来の一部だって!?
     何言ってるんだ? 俺はこんな場所知らねぇぜ!

女神:「今はまだ知らないでしょうね。
    でも、あれを見てごらんなさい!

ヒロキ:「あれって・・・・・・・えっ!?




          運命の女神が指さしたほうには
          俺ともう一人の少女が立っていた!




ヒロキ:「あれは、俺と・・・・・・リサ!?




          そう、信じられないことに
          そこには確かにリサの姿があった!




女神:「そう、あれはあなたです。
    そして、あなたは彼女の未来を叶えるのです。

ヒロキ:「俺がリサの未来を叶えるだぁ!?
     俺にはあんたの言うこと1つ1つ意味がわからねぇぜ。

女神:「あなたは近々この未来を見ることでしょう。
    お願いです! 私たちの世界を救ってください!

ヒロキ:「ちょ、それってどういうこと・・・・・・




         ジリリリ  ジリリリ  ジリリリ♪





ヒロキ:「はっ! ・・・・・・夢!?
     ・・・・・・俺、なんて夢見ちまったんだろう・・・。
     ・・・ってかもうこんな時間!? やっべー遅刻しちゃう!!




          何だったんだろう、あの夢は?
          例の占いといい、夢の女神といい、
          一体何を言いたいんだろうか・・・


          そして、その日の学校にて俺は、
          信じがたいことを聞かされるのである!





ヒロキ:「おっはよう!

リサ:「ヒロキ!? 今朝は何ともなかった!?

ヒロキ:「別にいつも通りだけど、何かあったのか?

リサ:「・・・うぅん、何でもないわ! ちょっと登校時間が遅かったから気になっただけ。

ヒロキ:「何だそれ? 変な奴・・・




          口ではそう言ったけど、
          何かこのときのリサの様子
          いつもと少し違うような気がした。
          それが心の中に絡まったまま
          授業が終わり、放課後になった・・・




ケンジ:「じゃ、俺はちょっと用事があるから先に帰るな。」

ヒロキ:「おう、また明日な!




           ねぇ、ヒロキ・・・・・・




ヒロキ:「よっ、リサ! どうかしたか?

リサ:「いえ、今日も一緒に帰ろうって思ってね・・・。

ヒロキ:「・・・・・・リサ、お前なんか朝からおかしくないか?

リサ:「そ、そんなことないって!

ヒロキ:「じゃあ、何でそんな暗い顔してるんだよ?
     何か悩んでいることでもあるのか?

リサ:「・・・それがね、ちょっと話し辛いんだけど・・・。




          教室にはまだ他の学生がいるので
          俺とリサは屋上へと移動した・・・





ヒロキ:「で、気になることって何だ?

リサ:「昨日の占いの話覚えてるでしょ?

ヒロキ:「ああ。

リサ:「私、遊び半分で占ってみたらさ、何て出たと思う?

ヒロキ:「さぁ? 次の学期末テストで良い点取れないとか?

リサ:「ううん、そんなんじゃないの・・・

ヒロキ:「じゃあ、一体何て結果だったんだ?

リサ:「私ね・・・近いうちに大切な者と別れがくるって出てきたの。

ヒロキ:「・・・・えっ・・・・・・・・・

リサ:「それだけじゃないの。
    そのあと、自分自身にも不幸の闇が襲ってくるって出てきたの。

ヒロキ:「そ、そんなことある訳ないだろw
     たかが占いは占い、心配することないって!

リサ:「私だって最初はバカバカしいと思ったわ。
    でも、そのあと変な夢を見たの・・・

ヒロキ:「変な夢??

リサ:「いやにはっきりした夢だったわ。
    そこで私が見たのは・・・ヒロキがどこか遠くへ行ってしまう夢だったわ。

ヒロキ:「何だよそれ? 心配することないって!
     占いの結果が気になってそんな変な夢見ちゃっただけだって!
     それに俺がどこか遠くへ行くってどこへ行くんだよ?

リサ:「その者は夢をつかむため旅立つんだって
    ‘運命の女神’って人が言ってたわ。

ヒロキ:「なっ、今、なんて・・・

リサ:「だからね、‘運命の女神’って人が
    ヒロキがこことは別の所に旅立つって言ってたのよ。
    私、それが単なる夢じゃない気がするの・・・。

ヒロキ:「(運命の女神だって!? でも、どうして・・・)




          リサもあの‘運命の女神’の夢を見ていたなんて・・・
          これは単なる偶然なんだろうか?
          しかし、俺は確かに見た!
          俺とリサが湖に立っているのを!
          じゃあ、リサが見た夢って?
          それにあの占いの結果・・・
          一体何が起ころうとしてるんだ!?



          その答えはすぐそこまで迫っていた・・・




                  (TO BE CONTINUE)




ふぅん!