サイン オブ ソウル

大会〜ライバルとの出会い〜

      大会のある街へとたどり着いたヒロキたち。
      そんなことを忘れ、買い物に夢中になっていると・・・



う〜ん、やっぱ大きな街だけにあって色んな物があるな〜。
そうね。これだけあれば食料にも困らないわね。
そうやって買い物を楽しんでいるさなか、ある人が
「あっ、もうこんな時間だ! そろそろ大会のエントリーが始まってる頃だ。
 今回はどんな奴が出てくるのか見に行こう。」
そう言って皆ある方向へと走り出していった。
ふーん、大会かぁ・・・
 って大会!?

俺はここに来てそのことにようやく気がついた。
やばい! 早く会場に行ってエントリーしないと!
俺はラーミアの手を引っ張って皆が走っていったほうへ駆け出した。
そのかいがあったせいか、何とか会場に着いた。
ふぅ、なんとか間に合ったぜ。
はぁ、はぁ、はぁ・・・何が‘間に合った’よ!
 急に走り出すから疲れちゃったじゃない!

ごめんごめん。 それにしてもものすごい数の人だな。
 これ、皆大会に出る人たちなんだろうか・・・

俺は周りにいる凄腕そうな人たちをみてちょっと息を飲んだ。
そうね、皆強そうな人ばかりいるわね。
 でも、ヒロキほど強い人はいないわよ!

ラーミアはなぜか強い口調で言い切った。



      へぇ、そんなに腕に自信があるのか。



どこからともなく男の声がしてきた・・・
俺とラーミアが声のしたほうを向いてみると・・・
そこには俺と同い年くらいの武道家がいた!

                   (TO BE CONTINUED・・・)