サイン オブ ソウル

大会への道〜深き森編パート11〜

     風の流れを感じることで相手の弱点を知ることを知ったヒロキ!
     しかし、どうやって風の流れを感じるのか・・・
     その疑問に自分なりの答えを出し・・・・・・



これが俺なりの答えだ!
俺は敵の背後に回り、敵に剣を向けながら風の力を集め始めた。



        シュイーーーーーーーン・・・・・・



(あのときと同じだ! やっぱり嫌な風の感じがする・・・
 この嫌な風が出ているとこがこいつの弱点だ! そこを感じ取るんだ!)

俺は風の流れに神経を集中し、じっと敵の弱点を調べた。



        シャーーーーーーーーー



敵もそんな俺に警戒し、じっと様子を見始めた。



        シュイーーーーーーーン・・・・・・



(どこだ? こいつの力の源は・・・)
俺はさらに集中し、風の流れを感じようとすると・・・!



          ・・・・シュワン・・・・



一瞬だけ風の流れの感覚が明らかに変わったとこがあった!
(今の感覚は・・・こいつの力の流れの源なのか?)
俺は敵の首辺りから強い風の流れを感じていた。
そして、そこが敵の弱点だと考えた。
(弱点はわかった。 あとはこの力で倒すのみ!)
 はぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜・・・・・・・

俺はこのときに集めた風をストームに変え、敵の首を狙いに敵に突っ込んでいった!



         「はぁぁぁーーーーーー!!」



俺はジャンプして、敵の首目掛けて斬りつけようとした!
敵も突っ込んでくる俺に反撃をしてきた!



       ズシャ   ズシャ



       シャーーーーン



お互いの攻撃はぶつかり合い、体の小さな俺はその力で吹き飛んでしまった。
おわっと!
体勢を崩しながらも何とか保ちこたえた。
弱点がわかったとこでそう簡単にはいかないか・・・。
 俺の風の力もそう長くはもたないだろうしな・・・。
 一か八かあの力を使っていっきに決着をつけるか!

俺の体力はもうかなり減っていて、ストームもながくは保てないと思った。



        シャーーーーーーーーー



それに対し、敵はまだまだ体力が残っていて、こっちに猛然と突進してきた!
そして、敵は口を大きくあけ、俺を噛み千切ろうとしてきた!
今だ!!
俺はあえて敵の口に突っ込み、剣をおもいっきり振った!



          ガシュ!



敵はまた剣を口で受け止めた!
俺はその瞬間を狙って、ストームを全て烈風斬に変えた。



        烈風斬!!!



剣の先から出た風の渦が敵の顔から首を含めのみこんだ!
うりゃーーーーーーー!
俺は烈風斬がなくなるまで全力で敵を斬りつけた!



       ズジャーーーーーーーー



全力を注ぎ込んでできた烈風斬は敵の巨大な体を飲み込むほどの大きさになり、
その風の力で敵はバラバラに吹き飛んでいった!
おわっ! やっと終わったか・・・
俺はいっきに力を使ったので疲れてその場にしゃがみこんだ。
やった! やっぱりヒロキは強いわ!
ラーミアとチルは戦いが終わったと同時にこっちに駆け寄ってきた。



     こうして森での最後の戦いを無事終わらせた・・・
     だが、町に行くにはまだ山を越えなければならない。
     そして、町の大会は徐々に怪しく曇り始めていた・・・



                     (TO BE CONTINUED・・・)



↑森での戦いも無事終わらせた3人。
 もうすっかり暗くなっていたので、朝まで休んで森をぬけることに
 そして翌日、山を越え町に行くためにさらに進んでいく・・・・・・


 次回・・・  大会への道〜高き山編パート1〜
 皆の心が・・・未来を変えていくんだ!!