サイン オブ ソウル

大会への道〜深き森編パート10〜

     チルから敵の弱点を知る方法を知ったヒロキ!
     それは、相手の風の流れを感じ取ること・・・
     ヒロキにはそろそろできるようになっているとチルは言う。
     なので、ヒロキは早速試そうとしていた・・・・・・



相手の風の流れを感じる・・・か。
 しかし、どうやってそんなこと感じ取ればいいんだ?

風の流れを感じると言ってもどうすればいいか考えていた・・・



       シャーーーーーーーーー!!



だが、敵はそんな余裕を与えてくれなかった。



        シャン   シャン



敵は俺を斬りつけてきた!



        「ぐわぁぁー!!」



俺は何とか防御したが、相手の力が大きすぎたのでダメージを負ってしまった!
くっ・・・。 立ち止まっていたら弱点を知る前にやられてしまう・・・・・・
 早く相手の風の流れを感じる方法をみつけないとな。

俺はどうすればいいか考えながら戦わなければならなかった。
・・・ハァ、ハァ、ハァ・・・・・・
 あれっ、何か体が急に重くなってきたような・・・・・・

俺は敵が変化してからずっとストームを使っていたので体力を消耗していた。
そうか・・・あれからずっとストームを使いっぱなしだったな・・・
 って、待てよ。 確かストームをつくろうとしたとき・・・・・・

俺は敵が変化するときに感じた嫌な風のことを思い出していた・・・
あのとき・・・今まで何とも感じなかったのに
 初めて風に対して嫌だと感じたんだよな。
 あれも風の流れを知ることと何か関係があるんじゃ・・・

俺はあの時のことをヒントに風の流れを知る方法を考えた。
そして、ある自分なりの答えを出した!
よし、合っているかどうかわからないけど、
 何か始めないと何も変わらないぜ!

俺はストームをいったん解き、俺が出した答えを試そうとしていた・・・
それを後ろで見ていたラーミア
ねぇ。 ヒロキのストームが解けちゃったじゃない?
 あれで本当に大丈夫なの?

ラーミアはチルに聞いた。
伝えることはちゃんと伝えました。

 それに、ヒロキさんは自分からストームを解いてます。」
チルはストームは解けたのではなく解いたのだと教えた。
どうしてそんなことがわかるの?
 それに、そうだとしてヒロキはどうするって言うの?

ラーミアはあれこれと質問した。
さっき言いました‘風の流れ’からヒロキさんの風の流れを感じ取ったのです。
 ヒロキさんに何の考えがあるかはわかりませんが、
 きっと相手の風の流れを感じ取るためにいったん解いたんだと思います。

チルはおそらく風の流れを感じ取る策のためだと言った。
風の流れを感じ取るために解いたの?
 でも、その間にあのモンスターに攻撃されたら大変じゃない!

ラーミアは何も解くことはないんじゃないと思った。
それは私にもわかりません。

 ヒロキさんに何か考えがあるとしか言えません。」
チルもそのことは疑問に思っていた。
・・・そうね。 チルちゃんが言うんだからきっとそうね。
 ヒロキが何もなしに自分から風の力を解くなんてないわよね。

ラーミアは少し心配になりつつ、俺のことを信じていた。
そんな俺は、俺の答えを試そうと敵に突っ込んでいた。
はぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜
 (俺の答えを出すには敵の近くに行かないと・・・)

勿論、敵も俺に襲い掛かってきていた!



       シャーーーーーーーーー!!



俺は間一髪避け、敵の背後にまわった。
これが俺の出した俺なりの答えだ!
俺は背後にまわったすぐあと、風の力を集め始めた・・・
                     (TO BE CONTINUED・・・)




↑俺は風の力を集めることで相手の風の流れを感じ取ろうとした。
 そう・・・この敵が変化した時のように・・・。
 そして弱点の場所を・・・力の源を見つけ出し・・・・・・


 次回・・・  大会への道〜深き森編パート11〜
 皆の心が・・・未来を変えていくんだ!!